那覇市出身の俳優、津嘉山正種さんの一人朗読劇「沖縄の魂 瀬長亀次郎物語」(主催・沖縄タイムス社、劇団青年座、共催・琉球放送、特別協力・那覇商業高校同窓会)が14日、那覇市のタイムスホールで上演された。米軍占領下の沖縄で、人権侵害と弾圧に不屈の精神で立ち向かった政治家、故瀬長亀次郎さんの半生を描いた。

朗読劇で瀬長亀次郎の生涯を語る津嘉山正種さん=14日、那覇市・タイムスホール(崎浜秀也撮影)

 物語は、瀬長さんについての思い出話を老人が孫に語りかけて進行。津嘉山さんは何役もこなした。瀬長さんの演説のシーンでは、ウチナーグチを交えながら「アメリカーがどんな攻撃を仕掛けようが絶対に負けません」と米軍と対峙(たいじ)する姿を表現した。

 宜野湾市の玉城安信さん(79)は高校生のころ、瀬長さんの演説を聞くため、住んでいた糸満市から那覇市まで何度も足を運んだという。「最初から最後まで聞き入った。瀬長さんの声を特に若い人たちに伝えて欲しい」と語った。

 公演は15、16の両日午後2時からもある。チケットは完売している。