沖縄ファミリーマート(那覇市、野﨑真人社長)は10月23日から、第15回総理大臣杯泡盛カクテルコンテストで最優秀賞を受賞した泡盛カクテルを、県内の全店舗で販売する。ベースとなる泡盛の提供と商品製造を石川酒造場(西原町、大城俊男社長)が担い、泡盛マイスター協会(AMA、那覇市、貞岡結子会長)がレシピを監修。泡盛の出荷量は14年連続で減少する中、飲みやすい泡盛カクテルの販売で、若者や女性へ魅力を広げる狙いがある。(政経部・川野百合子)

県内ファミリーマートで販売予定の琉球泡盛カクテル「愛(かな)さ」のパッケージイメージ(泡盛マイスター協会提供)

 商品名は、琉球泡盛カクテル「愛(かな)さ」。280ミリリットルで税別300円。県内326店のファミリーマートで販売するほか、デパートリウボウやリウボウストアなどでの販売も検討。初出荷は7200本を予定し、販売量に応じて増産する。パッケージは版画家の名嘉睦稔さんがデザインした。

 沖縄ファミマが販売してきたコーヒー泡盛やシークヮーサー泡盛は、アルコール度数が10~12度なのに対し、今回のカクテルは5度。飲みやすさを重視した。

 泡盛と県産のパイナップル、シークヮーサーの100%果汁で作り、爽やかな香りとさっぱりとした飲み口が特徴。人工香料などは入っていない。

 3者は3月ごろから商品化に向け、協議を重ねてきた。カクテルの原料や容器のアルミ缶など全て県産にこだわり、泡盛だけでなく地場産業の活性化を狙う。

 AMAの貞岡会長は「第2弾、第3弾と泡盛カクテルを販売していきたい」と話す。

 沖縄ファミマの小林健祐商品部長は「若い女性をターゲットに販売していきたい。土産品としての需要も期待できるので、観光客にもPRしていきたい」と語った。

 石川酒造場の仲松政治会長は「県内農家の所得向上にもつながると期待している。泡盛が飲みにくいといわれているが、カクテルを通じて新たな市場を開拓してきたい」と意気込んだ。