【読谷】村長浜のギリシャ料理店「Little GREEK Kitchen」(リトル・グリーク・キッチン)が販売している県産ヤギを使ったチーズ「Little GREEK tyri」(リトル・グリーク・ティリー)が、7月に東京であった「にっぽんの宝物JAPANグランプリ2019」の調理・肉/海産物加工部門で3位に当たる審査員特別賞を受賞した。米国出身のオーナーシェフ、パメラ・アンさん(53)は「県産の上質なヤギのミルクを使い、ギリシャ伝統の製法を守って作った」と紹介した。

「県外へヤギチーズを広げていきたい」と意気込むパメラ・アンさん=17日、読谷村長浜のリトル・グリーク・キッチン

県産ヤギを使ったチーズ「リトル・グリーク・ティリー」。黒いのは墨で熟成した「アッシュ」

「県外へヤギチーズを広げていきたい」と意気込むパメラ・アンさん=17日、読谷村長浜のリトル・グリーク・キッチン 県産ヤギを使ったチーズ「リトル・グリーク・ティリー」。黒いのは墨で熟成した「アッシュ」

 「ティリー」ギリシャ語でチーズを意味する。5月に県内で開催した地方大会ではグランプリを受賞。全国大会には7地域から5部門に全27事業者が出場した。ギリシャではヤギや羊を使った「フェタチーズ」が一般的だが、パメラさんによると県内では食肉用のヤギ農家が多く、ヤギの乳の入手に苦労していたという。

 2018年、牛の乳で作ったチーズが「ジャパンチーズアワード」で入賞。その後、嘉手納町のヤギ農家から声を掛けられたのを機に、ヤギの乳を使ったチーズ作りを始めた。「ここのヤギミルクが一番おいしい」とパメラさんが太鼓判を押す乳を使ったチーズは臭みが少なく、かんだ後にヤギの風味がふんわり広がるのが特徴だ。プレーンなど3種類ある。

 チーズ作りに生かそうとギリシャのアリストテレス大学の通信教育でチーズの製法を学び、今年6月に卒業した。パメラさんは「県外へヤギチーズを広げていきたい」と意気込んでいる。

 商品はインターネット販売のほか、火・水曜を除く正午から午後2時のランチタイムのみ店舗でも販売している。問い合わせは同店、電話098(989)7777。