【神村采音通信員】ハワイ島の先住民の聖地マウナケア山で、日本も参加して計画中の超大型望遠鏡「TMT」建設。オアフ島を拠点に沖縄の伝統文化・芸能の継承活動をする御冠船歌舞団は、若者らと共に大地を守るため抗議運動に参加している。

 「あなたが受ける風、見る木々、飲む水は全て大地が生み出している。大地はまるでアンマー(母)のよう」。歌舞団のエリック和多さんは真っすぐな視線でこう語った。うやふぁーふじ(親先祖)のために行動するよう心掛けているとし「沖縄も同じしまんちゅとして支援してほしい。世界のしまんちゅが一丸となり、互いのふぁーふじ(祖先)の大地を守りたい」と話した。

 ハワイに留学している赤嶺琉玖さん(19)は抗議運動に参加し「ハワイの方々から学び、沖縄でも生かしていきたい」と意気込んだ。

 ハワイ州当局は2021年9月まで約2年間の延期を承認、工事の先送りが決まった。

 歌舞団は年1度、20人ほどの県系人を連れて沖縄を訪れるツアーを開いている。

(写図説明)抗議活動に参加したエリック和多さん(右端)、赤嶺琉玖さん(左から2人目)ら参加者=米ハワイ・オアフ島