大弦小弦

[大弦小弦]小泉環境相 「言語明瞭、意味不明」から脱却できるか

2019年9月25日 08:17

 「進次郎さんにキリッと朗読してほしいコメント」。ツイッターで、こんなキーワードが盛り上がっている。当たり前のことを、さも意味ありげに語る話法を競う大喜利だ

▼「令和と言う時代が終わったら、次の元号が決まると思うんです」「右手で箸を持ち、左手に茶わんを持つ。当たり前に思えますが、左手で箸を持つ人もいる。それが左利きという事です」。秀逸なネタが並ぶ

▼きっかけは、小泉進次郎環境相の記者会見。福島の汚染土を30年以内に県外へ移す国の約束を問われ「30年後の自分は何歳かなと、発災直後から考えていました」などと語った。足し算すれば分かる

▼国連本部では気候変動問題で「セクシーに取り組む」と発言。記者団が意味を聞くと「説明すること自体がセクシーじゃない」。セクシーさに欠けるのは、逃げの姿勢では

▼進次郎さんの印象と言えば、選挙の応援演説。沖縄そば、タコス、オリオンビールなど特産品や、市町村名の由来をすらすら語る。閣僚就任後は、話が冗長な割に具体性がないとして「ポエム担当相」とやゆされる

▼父の純一郎元首相は郵政民営化で、森喜朗元首相に「俺の信念だ。殺されてもいい」と語り、衆院を解散した。賛否を超え、すさまじい迫力を感じた。言語明瞭、意味不明から脱却できるか。進次郎さんが試される。(吉田央)

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