【伊江】プロ野球巨人の阿部慎之助選手が25日、引退会見したことを受け、阿部選手が自主トレを行い、交流のある伊江村の関係者からもねぎらいや感謝の声が上がった。
島袋秀幸村長は「突然のことで驚いた。寂しいが、19年間お疲れさまでした」とねぎらった。「指導者としても活躍できるよう、村としてもこれまで以上に応援する。日本一になって有終の美を飾ってほしい」とエールを送った。
阿部選手は2017年以降、村の観光親善大使を務めている。
伊江島観光協会の比嘉ナエ子会長は「こんな小さな島に何度も足を運んでもらい、大使就任にも感謝している。引退しても日本中の夢を追う少年少女に野球や伊江島のことを伝えてほしい」と期待した。
阿部選手が16年に村内で少年野球教室を開いた際、伊江中学校野球部の監督として参加した渡辺慎太郎教諭(29)は「生でプロ選手を見た生徒の目がきらきらしていて、その後の練習にも意欲的に取り組んでいた。引退しても伊江島に遊びに来てほしい」と望んだ。