沖縄市方面から県道75号線をうるま市役所向けに進み、安慶名十字路を左折すると、やがて左手に「琉花そば」が見えてくる。今年5月にオープンしたばかりのこぢんまりとした店は、店長の宮里祐也さん(34)が1人で切り盛りしている。

濃厚でスパイシーなだしの「シビレ琉花そば」は780円。「じゅーしー」はそばとセットで100円、単品150円

「いろいろな職業を経験して、チャレンジする楽しさを学んだ」と話す宮里祐也さん=12日、うるま市安慶名の琉花そば

琉花そば

濃厚でスパイシーなだしの「シビレ琉花そば」は780円。「じゅーしー」はそばとセットで100円、単品150円 「いろいろな職業を経験して、チャレンジする楽しさを学んだ」と話す宮里祐也さん=12日、うるま市安慶名の琉花そば 琉花そば

 沖縄市出身。高校卒業後、建設関係やリサイクルショップなどさまざまな仕事を経験したが、沖縄そばが好きで、その可能性にかけようとそば店にチャレンジした。勤務経験があり愛着を感じていたうるま市に店を構えた。

 経営者としての仕事に悪戦苦闘しつつ、オリジナリティーのあるそば作りを目指している。「ラーメンのように多様な沖縄そば文化をつくりたい。同じ中華そばがルーツなので可能だと思う」と確信する。

 スープには特にこだわり、鳥と豚のだしを半々で合わせたものを約7時間煮込み、さらにいりこと昆布の水だしを加えている。ほぼ1日がかりで作るスープは濃厚だがくせがなく、ほのかに甘みがある。「初めて食べた味だ」と驚くお客さんも多い。

 宮里さんお薦めの「シビレ琉花そば」はサンショウと唐辛子を加えたピリ辛のだしに、軟骨ソーキと肉みそを乗せている。コシのある縮れ麺と、とろとろの軟骨ソーキの相性は抜群。ピリッとスパイシーなだしが食欲を刺激する。

 店舗の内装も自分で手掛けた。家族連れにも楽しんでもらえるように多めに盛り付けており、最近は常連客も増えた。「人生一回きり。いろいろやってみて、沖縄そばの可能性を広げていきたい」と決意する。「夢は全国にファンを増やすこと」と照れ笑いした。(中部報道部・宮城一彰)

 【お店データ】うるま市安慶名2の10の36。営業時間は午前11時半~午後5時(午後5時以降は居酒屋として別店舗が営業)。火曜定休。駐車場は店舗前に2台。電話080(7982)3548。