生まれつき骨の弱い障がいがあり、電動車いすの生活を送るコラムニスト・伊是名夏子さん(37)の著書「ママは身長100cm」が5月に出版された。妊娠・出産の経験や2人の子どもの育児、自身の障がいなどについてつづっている。伊是名さんは「障がいがあっても人と助け合いながら子育てができることを知ってほしい」と話す。

初の著書「ママは身長100cm」を出版した伊是名夏子さん。「いろいろな人に読んでもらいたい」と話す=那覇市・沖縄タイムス社

 伊是名さんは那覇市出身、神奈川県在住。「骨形成不全症」という骨の折れやすい障がいがあり、身長は100センチ、体重は20キロ。出産までには、障がいを理由に婦人科検診すら断られるなどの苦労もあったが、現在は6歳と4歳の育児を約10人のヘルパーに支えられながらこなしている。

 伊是名さんは「障がいの有無にかかわらず誰にでもできること、できないことがある。みんなが必要なときに『助けて』と言えたら助け合いも広がる」と語る。

 著書では、骨折が多く数年おきに大手術が必要だった自身の幼少期や恋愛、結婚のエピソードも赤裸々に語り、夫婦別姓や性教育、バリアフリーについても触れた。「いろいろな人たちともっとつながって、一緒に生きやすい社会を形にしたい」。出版はディスカヴァー・トゥエンティワン、1512円(税込み)。

29日那覇でイベント

 29日午後2時から、那覇市のジュンク堂書店で「NPO法人たいようのえくぼ」のharemamaさんを交えた発売記念トークイベントとサイン会がある。

(写図説明)初の著書「ママは身長100cm」を出版した伊是名夏子さん。「いろいろな人に読んでもらいたい」と話す=那覇市・沖縄タイムス