沖縄地区税関は26日、上半期(1~6月)に空港や港湾で押収された不正薬物などの密輸入の取り締まり実績を発表した。不正薬物の摘発件数は27件、押収量は前年同期比で124倍となる約19・6キロだった。覚醒剤とヘロインだけで16キロ以上が押収され、末端価格は5億5千万円を超えた。

スーツケース内に隠して密輸された指定薬物(沖縄地区税関提供)

 同税関によると、覚醒剤の押収量は全国的にも増加しており、県内でも4年連続で上半期のみで1キロを超える量を押収している。またヘロインは1回の摘発で約15キロを押収し、押収量全体の約75%を占めた。

 密輸方法は航空旅客機で荷物に紛れ込ませて運ぶケースが前年同期比の4件に比べ、13件と増加した。

 澤藤琢也次長は「来年はオリンピックもあり、インバウンド(訪日外国人客)が増加する。10月からは消費税増税分の利ざやを狙って金の密輸増加が懸念される。引き続き取り締まりを強化したい」と話した。