沖縄県名護市辺野古の新基地建設工事を巡り、東村の土地の採掘権を脅し取ろうとしたとして、県警が1月に指定暴力団旭琉會の幹部を含む2人を恐喝未遂容疑で逮捕していたことが27日、分かった。県議会9月定例会で筒井洋樹県警本部長が明らかにした。比嘉瑞己氏(共産)の代表質問への答弁。那覇地検は不起訴処分とした。

名護市辺野古沿岸部。護岸で囲まれた区域への土砂投入が続いている(2019年5月13日)

 県警によると、2人は共謀して辺野古の埋め立て用土砂の採掘に関わろうとしていた疑いがあったという。

 筒井本部長は「国や地方公共団体が発注する公共工事等から反社会的勢力を排除するための取り組みを積極的に推進していきたい」と述べた。

 今後の対応について、県警は暴力団などから介入を受けた場合に警察や発注者に通報を義務付けた通報報告制度の整備の促進や、大規模な公共工事などをする際に結成される連絡協議会などを通して、積極的に暴力団に関する情報交換をしていくとしている。