SDGs(持続可能な開発目標)普及推進のための県民円卓会議には43人が参加し、誰一人取り残さない沖縄社会づくりについて話し合った。参加者は、SDGsに関する沖縄独自の条例制定や認定校の設定、障がいがある子とない子が共に学ぶインクルーシブ教育の推進などを県に求めた。

誰一人取り残さない社会づくりについて話し合った県民円卓会議=28日、県立図書館

 サンゴの保全や子ども食堂の開設、マイバッグの使用など、県民は意識せずSDGsにつながる取り組みをしていると確認した。

 一方で「エスディージーズ」と横文字になるだけで心的距離が生まれ、わが事として捉えにくいことを指摘。「(SD)すでに(G)頑張っている(s)さ」と親しみある呼び名に置き換えて条例を作り、さらなる取り組みを推奨するよう提案した。

 仲村美和さん(51)=北中城村=は重度知的障がいがある息子が普通高進学を目指しているが、2度不合格になったと報告。「声が上げられず、声を上げても取り残されている子どもたちがいる」と訴えた。

 「定員に余裕があるのに点数が基準に達せず、内申点が低いなどで不合格になる人は年間100人以上。その中には生きづらさや育ちづらさを抱えている子もいる」と当事者の声を施策に反映させるよう訴えた。