沖縄県の南部農林高校食料生産科の山里将也さん(18)がこのほど、大卒レベルの難易度の国家資格甲種危険物取扱者試験に合格した。農業高校の生徒の合格は珍しく、同校からは初めてという。山里さんは「勉強にやりがいを感じた。達成感でいっぱい」と喜びを語った。

甲種危険物取扱者に合格した南部農林高校3年の山里将也さん=19日、豊見城市長堂・同校

 甲種危険物取扱者は、ガソリンなど全種類の危険物を取り扱え、合格には大卒程度の化学の知識が必要とされる。山里さんが受験した8月の試験の合格率は25%。高校生の合格は本年度は山里さんだけだ。

 1年生の時から危険物取扱者試験の勉強を始め、乙種全6類にも合格した。甲種は3度目の挑戦で合格を手に入れた。

 学び始めたきっかけは教師の勧めだったというが、授業で学ぶ内容ではないため、休み時間などを使って自主学習を続けた。

 山里さんは「ジャンルの違う勉強でとてもやりがいがあった。一つ合格したら次も、と思うようになり、計画を立てて勉強した」と振り返る。難関の甲種は3度挑戦。「落ちた悔しさをバネに頑張った。やっと報われた」とほほ笑んだ。

 卒業後は大学に進学して土壌学を学びたいと考えている。「将来は研究職に就きたい。次は受験勉強を頑張る」と表情を引き締めた。