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世界自然遺産の推薦地 放置された新品空包342発 沖縄の北部訓練場返還地 米軍が廃棄か

2019年9月30日 09:30

 【国頭】国頭村安田の米軍北部訓練場返還跡地で28日、米軍のものとみられる新品の未使用空包342発と廃棄されて間もない携帯食約30袋が見つかった。チョウ類研究者の宮城秋乃さんが発見し、空包は29日、名護署が回収した。

米軍北部訓練場返還跡地で発見された新品の未使用の空包=28日、国頭村安田(宮城秋乃さん提供)

 未使用空包と携帯食の袋が見つかったのは返還地の米軍ヘリパッド跡周辺の茂みの中だった。

 宮城さんはこれまでに返還跡地で1104発もの空包などの訓練弾を発見。それらは全て酸化して黒ずんだものだったが、今回の空包は真ちゅうが酸化せず金色のままで新品のものとみられる。返還地で同様の空包を発見するのは初めて。また携帯食の袋からは腐敗臭がしたため、数日前に廃棄した可能性が高いという。宮城さんは「米軍が返還地で訓練を行って破棄したか、米兵が不当に空包などを所持して私的な時間に捨てたのではないか」と指摘し、「あまりにも非常識ではないか」と憤った。

 基地汚染に詳しい調査団体インフォームド・パブリック・プロジェクト(IPP)の河村雅美代表は「世界自然遺産の推薦地にもなっている場所。支障除去もきちんと終えられておらず、新たに物が投棄されるような管理されていない状況は問題だ」と話した。

(写図説明)北部訓練場返還跡地で発見された新品の未使用の空包=28日、国頭村安田(宮城秋乃さん提供)

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