【宮古島・八重山】台風18号の接近を受け、沖縄県の宮古・八重山地域では29日、漁業者やマリンレジャー業者らが船を陸揚げするなどの対策に追われた。ことし先島を襲う台風は5度目。漁師らは「自然現象だから仕方がない」と苦笑しつつも、「さすがにまたかという感じ」と嘆き節も漏れた。一方、各自治体では防災行政無線を通して住民らに戸締まりの徹底など早めの対策を呼び掛けた。

台風18号の対策で陸揚げされるレジャー船=29日午前11時、石垣市・登野城漁港

 石垣市の漁港で、レジャー船船長の遠藤高志さん(55)=竹富町鳩間島=はことしに入り6度目の陸揚げをした。「船に乗って20年になるが年平均は2、3回。過去1番だと思う」とうんざりした様子で話した。

 一方、マグロ船船長の座波幸次さん(57)=市新川=は「台風が島の西側を通ると風が強くなる。ことし一番の台風のような気がする」と警戒を強めた。

 宮古島市の船だまりで、ダイビング専用船の陸揚げに追われていたマリンショップ経営の谷口将門さん(43)は、ことし5度目の接近に「またかという感じ」と苦笑い。「ダイビングもまだシーズン中。ことしは台風の影響が大きく、経営的にも厳しい」と話した。