【浦添】沖縄都市モノレール(ゆいレール)の浦添方面への延長区間の開業が、10月1日に迫った。実現に向けては、浦添の地元住民も熱心な誘致活動を展開。積極的な取り組みで延長を後押した。浦西自治会の宜野座富夫会長(65)は、これまでの取り組みを振り返りながら、モノレールの開通を待ち望んでいる。

モノレールてだこ浦西駅(9月3日撮影)

浦西を駅名に入れようと地域住民らで書いた応募用紙コピー数百枚を手に「捨てられない」と話す宜野座富夫会長。手前は当時の自治会広報紙=26日、浦添市西原

モノレールてだこ浦西駅(9月3日撮影) 浦西を駅名に入れようと地域住民らで書いた応募用紙コピー数百枚を手に「捨てられない」と話す宜野座富夫会長。手前は当時の自治会広報紙=26日、浦添市西原

 これまで終点だった首里駅を通過し、浦添前田駅から地下を潜るトンネルを抜けると、線路は新たな終点となるてだこ浦西駅へと向かう。「トンネルを抜けた時、パッと視界が広がって、同時に夢も広がる感じがした」。延長開通前、宜野座会長は、初めての浦添区間の乗車体験に目を輝かせた。とりわけ、新しい「てだこ浦西」の駅名に強い愛着を感じている。

 駅名が公募されたのは2014年。浦西自治会は山を削ってできた比較的新しい集落で「モノレールが来ることがうれしくて、みんなで浦西の地名を入れようと応募用紙何百枚も集めて送ったんだ。青春だったよ」と笑う。「浦西駅、約900票でダントツ1位」と記された当時の自治会広報紙から、地域の喜びようが伝わってくる。

 同駅は高速道路と連結し、商業施設やホテル、スポーツセンターなどの建設も予定。「ここは浦添の東側。太陽が昇るように発展していくと期待している。みんなが開通を心待ちにしている」と地域の期待の大きさを話している。(浦添西原担当・宮里美紀)