沖縄空手の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録に向けた「沖縄空手シンポジウム」が29日、豊見城市の沖縄空手会館であった。約320人が参加。県空手振興課の山川哲男課長は、学識経験者や空手関係団体代表らで構成する「ユネスコ無形文化遺産登録推進検討委員会」を設置し、9月に第1回会合を開いたことを明らかにした。県の照屋義実政策参与は「2022年までにユネスコへの登録申請のめどが付くように取り組みたい」と述べた。(後日「週刊沖縄空手」で詳報)

沖縄空手の現状と課題を語り合うパネリスト=29日午後、豊見城市・沖縄空手会館

 検討委員会は、宮城篤正・県立芸術大元学長を委員長に11人で構成。四つの流派研究連絡会も設置する。20年度までにユネスコ登録に向けた課題の洗い出しとその対応策を検討する。

 沖縄伝統空手道振興会の新垣邦男理事長は「振興会が将来的には中心の役割を担う」として、県からの人材・財政支援を求めた。同会の組織強化へ、各流派との話し合いを丁寧に進める考えを示した。

 県立博物館・美術館の田名真之館長は、ユネスコ登録の議論で「県民が、沖縄空手は何なのかを深く考える契機になる」と語った。

 シンポの主催は県、沖縄の空手・古武術保存会、同振興会。照屋、新垣、田名の3氏のほか、同保存会の東恩納盛男副会長、沖縄小林流空手道究道館連合会の比嘉稔会長、国際沖縄少林流聖武館空手道協会の島袋善保会長、県上地流空手道連盟の島袋常雄会長がパネリストで登壇。宮城元学長がコーディネーターを務めた。