大型で強い台風18号は1日午前3時現在、与那国島の北200キロを時速30キロで北へ進んでいる。気象庁によると、30日午後7時23分に石垣市登野城で最大瞬間風速43・2メートルを観測。竹富町では同日、新城島付近で1時間に約120ミリを観測するなど、50年に1度の記録的大雨となった。3市町や消防などによると、午後7時までに人や家屋への被害情報は入っていない。

台風18号の強風で倒れ歩道を覆う街路樹=30日午後4時ごろ、石垣市真栄里

 与那国町は住民953世帯1712人を対象に避難勧告を出し、2戸25人が避難。石垣市でも78世帯81人が避難した。停電は午後9時までに竹富町で全体の約4割となる1040戸、石垣市で310戸、与那国町は10戸に上った。

 30日午後9時現在、台風の中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートル。中心から半径東側170キロ以内と西側110キロ以内は風速25メートル以上の暴風、中心から500キロ以内は風速15メートル以上の強風。1日は沖縄本島地方でも最大風速18メートル、最大瞬間風速30メートルを予想。先島諸島では台風通過後の吹き返しの風が強く吹くほか、沿岸海域は猛烈なしけとなる見込み。

 台風の接近に伴い、八重山地方では30日午前6時11分に暴風警報が発令された。石垣市や竹富町、与那国町の公立幼稚園と小中学校、県立高校や特別支援学校は臨時休校。昼すぎには石垣市と竹富町西表島の路線バスが運休した。

 空の便は30日、先島諸島の各空港を発着する全便や那覇への国内外便が欠航。少なくとも128便、約1万2千人に影響が出た。航空各社は1日は平常運航の見通し。沖縄旅客船協会によると、那覇と周辺離島や石垣島と各離島などを結ぶ178便が欠航。1日は56便が欠航を決めている。