気象庁によると大型で強い台風18号は1日午前3時、沖縄県の先島諸島から離れつつある。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるため、昼前にかけて土砂災害への厳重な警戒を呼び掛けている。海上は、うねりを伴って大しけとなっている。高波にも警戒が必要としている。台風は今後、東シナ海を北上し、3日には九州北部に接近する可能性がある。

台風18号の針路予想図(気象庁HPより)

 1日午前2時ごろには、八重山地方が暴風域を抜け、午前3時28分に暴風警報が解除された。ただ、大雨警報、波浪警報は続いており、竹富町では自治体が住民の避難勧告を発令する目安となる土砂災害警戒情報も出ている。宮古島地方では大雨への注意を呼び掛けているほか、沖縄地方全域で高波、強風への注意が必要。

 台風18号は、1日3時には与那国島の北約200キロを、時速約30キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心の東側170キロ以内と西側110キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっている。

 台風は東シナ海を北上し、2日には次第に進路を北東に変える見込み。その後、3日には朝鮮半島付近に進んで九州北部地方に接近するおそれがある。台風は4日には日本海へ進み、温帯低気圧に変わると予測している。

通信障害で気象データ把握できず 

 気象庁によると、31日午後9時50分ごろから、石垣島地方気象台からの通信に障害が発生し、八重山地方周辺のレーダーデータなどが利用できない状況となっている。同気象台の管轄するアメダスやレーダーデータなど観測データが把握できなくなっており、これらのデータを用いて発表する解析雨量や危険度分布などの情報に、精度低下の影響が発生しているという。現在、原因を調査している。