沖縄県の平敷昭人県教育長は3日の県議会9月定例会一般質問で、県教委内に来年4月「幼児教育センター」を開所する方針を明らかにした。幼稚園か保育所か認定こども園かで所管部局が違い、施設形態によって差が生じがちだった幼児教育の質の均等化や向上に向けて、一体的に取り組むのが目的。比嘉京子氏(社民・社大・結)の質問に答えた。

1 (資料写真)沖縄県議会

 卒園後を見据えて小学校との連携促進に向けた調整機能も期待され、幼保一元化に向けた一歩となる。玉城デニー知事は「従来は縦割りだったところが、一つになるのは大きな意味を持つ」と述べた。平敷教育長はセンターの役割で(1)保育者の研修実施(2)県幼児教育アドバイザーによる巡回指導(3)幼小接続のカリキュラム普及-に触れ、市町村の支援拠点としても機能させる考えを示した。

 センターは幼稚園を所管する県教委内に置くが、保育所と認定こども園を所管する県子ども生活福祉部の大城玲子部長は「どの施設に通っていても、質の高い幼児教育が受けられるよう連携してしっかり取り組む」と述べた。比嘉氏は「沖縄県の幼児教育の核を担ってほしい」と求めた。

 幼児教育センターは全国で秋田県や大阪府など一部でスタートしており、市町村での導入例もある。