沖縄県宮古島市城辺保良の採石場「保良鉱山」に陸上自衛隊の弾薬庫を建設する計画で、沖縄防衛局は7日、弾薬庫や覆道射場などを建設する敷地造成工事に着手した。完成時期は2020年度末ごろを予定。防衛省は19年度末にも地対空・地対艦ミサイル部隊約330人を先行して配備する方針で、弾薬庫が完成すればそれらのミサイルを保管する計画だ。

工事現場では資機材を搬入するトラックなどの車両が行き交い、土のうが積まれた=7日、宮古島市城辺保良

 防衛省によると、県から赤土等流出防止条例に基づく許可が7日までに降り、土地の取得が一定確保されたため着工に至った。同日は、赤土流出を防ぐための土のうなどを設置した。

 防衛局は、18年2月に保良の住民、同3月に宮古島市民を対象に説明会を実施。弾薬庫に隣接する保良と七又の住民からの不安の声に対して、火薬類取締法などに基づく保安距離の確保や24時間体制の警備、火薬類の安全管理に必要な教育を行うことなどを強調している。

 「ミサイル・弾薬庫配備反対!住民の会」の下地博盛共同代表は同日、防衛局を訪ね、弾薬庫と明示した上で住民説明会をあらためて開くよう要請。保管量などを説明せず工事を進める防衛局に「不慮の事故があれば住民は弾薬庫と心中しろということか」と反発し、工事中止を訴えた。