沖縄県内で飲食店を運営するクライマックスコーヒー(沖縄市)が借金の返済が困難な状態に陥り、破産手続き開始の申し立てを準備していることが7日、分かった。飲食事業を手掛けるKHK(那覇市)に譲渡する方向で調整を進めている。従業員の一部で給与の未払いが起きている。沖縄タイムスの取材では、少なくとも7人の8月分給与の支払いが遅れている。

クライマックスコーヒー デポアイランド店(Googleストリートビューより)

 東京商工リサーチ(TSR)沖縄支店によると、クライマックスコーヒーは、県内の音楽会社の飲食店部門として設立されたのが始まり。2017年に東京都のコーヒー会社が買収後に分社化され、今年2月に現法人名で設立された。資本金は100万円。

 県内でカフェ事業6店舗を展開していたが、集客が伸び悩み、8月下旬に那覇OPA(オーパ)の3店舗を閉鎖。商業施設運営者側と敷金返還を巡る問題も生じている。残り3店舗は営業を継続するとみられる。

 TSR沖縄支店によると、原因は放漫経営。担当者は「設立後、短期間で破産手続きに入る状況を招いており、計画が甘かったのではないか」としている。負債総額は不明で、代理人の弁護士が確定作業を進めている。

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