気象庁によると午後5時時25分、大型で猛烈な台風19号の影響により、11日までには、東日本太平洋側から南西諸島にかけての広い範囲で猛烈なしけや大しけとなる見込み。台風はその後、非常に強い勢力を保ったまま、12日午後から13日にかけて、紀伊半島から東日本にかなり接近または上陸し、東日本を中心とした広い範囲で暴風や警報級の大雨、猛烈なしけとなるおそれがある。気象庁は暴風やうねりを伴った高波、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒を呼び掛けている。

台風19号の針路予想図(気象庁HPより)

10日午後3時から15日午後3時までに、台風19号の暴風域に入る確率(気象庁HPより)

台風19号の針路予想図(気象庁HPより) 10日午後3時から15日午後3時までに、台風19号の暴風域に入る確率(気象庁HPより)

 大型で猛烈な台風19号は、10日午後3時には父島の南西にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、中心から半径240キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
 台風は、日本の南を北北西に進み、次第に進路を北東に変えて、非常に強い勢力を保ったまま、12日午後から13日にかけて、紀伊半島から東日本にかなり接近または上陸し、その後は東日本から東北地方を進むおそれがあります。台風は13日夜には、北海道の南東の海上で温帯低気圧に変わる見込み。
 また、伊豆諸島では前線が停滞して、やや強い雨が降っています。前線は11日にかけて停滞する見込みだ。

 小笠原諸島では11日にかけて非常に強い風が吹き、猛烈なしけとなる。また、東日本から西日本の太平洋側では11日夕方から非常に強い風が吹き、東日本太平洋側から南西諸島にかけて、11日夜までには猛烈なしけや大しけとなる見込みだ。

 その後、台風の北上に伴って、西日本では12日にかけて、東日本と北日本では12日から13日にかけて、猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなるおそれがある。また、12日から13日にかけて、西日本や東日本、北日本では、高潮のおそれがある。 

 小笠原諸島では台風周辺の雨雲がかかり、11日明け方にかけて雷を伴い激しい雨が降る見込み。これまでの大雨で既に地盤が緩んでいる所があるため、土砂災害に厳重に警戒が必要だ。
 また、前線の影響や、台風の接近に伴って暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本太平洋側と東日本では、11日午後から大気の状態が非常に不安定となって非常に激しい雨が降り、大雨となるところがある。12日には、台風本体や台風周辺の発達した雨雲がかかり、西日本から東北地方の広い範囲で雷を伴った猛烈な雨が降って、大雨となる可能性がある。

 その後も、13日にかけて雨は強まり、東日本を中心に総雨量がかなり多くなるおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要だ。気象庁は、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼び掛けている。