金武海岸にある国道沿いからほど近い砂浜。遠浅の海が広がり、所々に岩場が点在する場所には無数のカニが生息している。往来する車から見てもほとんど釣り人は訪れないエリア。ところが、ここで夜明け前に大型タマン、空が明るくなると大マクブ(シロクラベラ)がヒットするとひそかに通い続けるのが渡眞利淳弥さんだ。魚によって遠投の強弱を使い分け、PE4号を利用して70メートル近く遠投するとタマンがヒットするのに対して、マクブが釣れるのは30メートル先のリーフの険しい一帯だ。昨年11月に6キロのマクブをゲットしている。

屋我地島で66センチ、5.03キロのマクブと54センチ、2.51キロのミーバイを釣った友寄隆さん=6日

浜比嘉島で65センチ、3・3キロのタマンを釣った安慶田正樹さん=6日

安田の磯で43・5センチ、1・5キロのアーガイを釣った熊野滉さん=6日

宜野湾海岸で40・4センチ、1・19キロのカーエーを釣った比嘉直光さん=9月27日

泡瀬海岸で58・8センチ、2・75キロのタマンを釣ったチーム八遊会の小那覇正さん=6日

読谷海岸で31センチのブダイを釣った伊良波温夫さん=7日

西崎海岸で67センチ、5・3キロのミーバイを釣った親川正和さん=5日

金武海岸で67.5センチ、5.58キロと44.6センチ、1.5キロのマクブを釣ったイエローラインの渡眞利淳弥さん=9月29日

屋我地島で66センチ、5.03キロのマクブと54センチ、2.51キロのミーバイを釣った友寄隆さん=6日 浜比嘉島で65センチ、3・3キロのタマンを釣った安慶田正樹さん=6日 安田の磯で43・5センチ、1・5キロのアーガイを釣った熊野滉さん=6日 宜野湾海岸で40・4センチ、1・19キロのカーエーを釣った比嘉直光さん=9月27日 泡瀬海岸で58・8センチ、2・75キロのタマンを釣ったチーム八遊会の小那覇正さん=6日 読谷海岸で31センチのブダイを釣った伊良波温夫さん=7日 西崎海岸で67センチ、5・3キロのミーバイを釣った親川正和さん=5日 金武海岸で67.5センチ、5.58キロと44.6センチ、1.5キロのマクブを釣ったイエローラインの渡眞利淳弥さん=9月29日

 9月29日午前4時、まずは夜明け前のタマン狙いにシガヤーダコのエサを遠投した。満潮に向かって水位を重ねる海、2時間経過して無反応だったので、エサを生きカニに変更して30メートル先のマクブ狙いに切り替えた。午前6時、44・6センチ、1・5キロのマクブがヒット。再び同じ場所にエサを投げ込んだ直後に大アタリ。ドラグをギィーギィー鳴らして逃げ回る魚、たっぷりと時間を掛けて取り込んだのは67・5センチ、5・58キロのマクブだった。

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 70センチを超えるマクブの実績のある屋我地島の険しい岩場のポイント。足元は水深5メートルあり、潮が動く時間帯は常に流れが速いので釣行日は決まって小潮の最干潮周りが基本だと話すのは名護市の友寄隆さん。ここでマクブが釣れるのは主に夏場、70センチ以外にも61センチ、57センチの実績があり、冬場には57センチの大きなチンシラーも仕留めているそうだ。

 10月6日の早朝、タマン針22号にカニのエサをセットして手前に投げ込んだ。午前10時、小さなアタリに反応して竿(さお)を立てると小魚のような微妙な感触。それでも根岩に掛かったのか、少しも寄ってこないまま待機していると5分後に突如として爆発的な引きを見せた。道糸が一気に15メートル引き出されて岩場の上で必死に体勢を立て直した。再び、根岩を利用して仕掛けに対して抵抗を見せ全く動かなくなった。これは重量のあるミーバイかと予測して長期戦に持ち込んだ。竿をピトンに掛け、別の仕掛けで釣りを続けること2時間。放置していた竿をピトンから取り上げイチかバチかの勝負だと一気にリールのハンドルを巻き取った。大きな抵抗を受けるも徐々に浮いてきたのは66センチ、5・03キロのマクブだった。(名嘉山博 釣りPower)