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沖縄の希少動植物の保護強化 沖縄県議会が条例可決

2019年10月15日 12:35

 沖縄県議会(新里米吉議長)は15日の9月定例会最終本会議で、「種の保存法」と「外来生物法」を補完する「県希少野生動植物保護条例案」を全会一致で可決した。両法で定めのないジュゴンなどの希少動植物や、外来生物を県独自で指定する方針で、捕獲などを禁止するほか、必要に応じて保護区を設ける。

(資料写真)沖縄県議会

 生物多様性が確保された良好な自然環境の保全が目的。絶滅の恐れのある「レッドデータおきなわ」の1237種、沖縄で対策が必要な外来生物371種などから、国の種の保存法と外来生物法で指定された種を除く、県内の希少種と、外来生物の指定を目指す。

 指定希少野生動植物種の生きている個体の捕獲、採取、殺傷、損傷を禁止する。学術研究や繁殖目的などで捕獲しようとする場合には知事の許可を得なければならない。違反すれば、知事は個体の譲り渡しを求めるなど、必要な措置をとらなければならない。

 生息地等保護区は、捕獲禁止などでは保護ができないケースに地域と協力し、審議会で専門家の意見を聞き、定める。生息地等保護区の区域内で特に必要があると認める区域を「管理地区」として指定し、工作物の新築、改築、増築、土地の造成、鉱物の採掘には、知事の許可を受けなければならない。

 外来生物対策では、希少野生動植物の生態系に被害を及ぼす、または及ぼす恐れのある外来生物を区域を定めて指定する。指定区域内で指定外来種を飼養、栽培するには30日以内に知事への届け出が必要になるなどの規制がある。

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