佐喜眞美術館(沖縄県宜野湾市、佐喜眞道夫館長)の累計入館者数が15日100万人を突破した。米軍用地を返還させてオープンした同館は、11月に25周年の節目を迎える。

佐喜眞道夫館長(右)から記念品を受け取った小川騎立さん=15日、宜野湾市・佐喜眞美術館

 1994年11月23日に開館した。9月末からは故丸木位里・俊夫妻の「沖縄戦の図」全14部を期間限定で公開している。

 100万人目となったのは平和学習で来県した聖学院高等学校(東京都)の生徒ら約140人。生徒らに作品の意図や沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」などを解説した佐喜眞館長は「戦争や基地の問題など沖縄からのメッセージが詰まっている。それを感じ取ってほしい」と呼び掛けた。

 記念品として丸木夫妻が描いた絵本などを受け取った同校2年の小川騎立さん(17)=東京都=は「戦争の残酷さを知り二度と繰り返してはいけないと思った。その経験を忘れないようにしたい」と語った。