プロフィギュアスケーターの鈴木明子さんを招いたタイムス女性倶楽部の講演会が14日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハであった。拒食症になり一度はスケートから離れた鈴木さん。日本代表選手になるまでを振り返り「完璧な人なんていない。一生懸命やったことは必ず自分に返ってくる」と説いた。

「ひとつひとつ。少しずつ。」をテーマに、講演する鈴木明子さん=14日、沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 6歳でスケートを始めた。ジャンプは苦手だったが、母の「人の倍練習すれば必ずできる」という励ましを胸に、コツコツと実力を付けた。18歳のころ親元を離れて大学へ進学。体形を気にするあまり拒食症になった。1年以上スケートはできなかったが「弱い自分と手をつなぐ」という信念で努力を重ねた。

 2010年バンクーバー、14年ソチの両冬季五輪で8位入賞し、13年の全日本選手権で初優勝。「スケートを続けて失ったものも、得られるものもあった。想定外が人生の面白さ」と語った。

 講演を聴いた八重瀬町の神谷良枝さん(66)は「苦難から立ち上がるエネルギーを感じ、勇気付けられた」と話した。