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ダルビッシュがSNSで大絶賛 話題の高校生左腕 スターがうらやむ成長の裏にいくつもの涙

2019年10月17日 05:00
 

 「興南の宮城投手いいわぁ」。今年の7月28日、意外な人物から賛辞の声が上がった。200万人を超える全世界のフォロワーに向けてツイッターで発信したのは、米大リーグカブスのダルビッシュ有。日本を代表する大投手が、地方の高校生を「投げ方、球筋、総合的に好きすぎる」とつぶやいたことが話題を呼び、約5000回もリツイートされた。

興南高校の宮城大弥投手

 「俺あんなピッチャーになりたかったわぁ」と絶賛されたのは、興南高校3年の宮城大弥(みやぎ・ひろや)。今夏、沖縄大会決勝で沖縄尚学に敗れ、甲子園出場を逃す。そんな自分を、現役メジャーリーガーが褒めてくれるなんて、想像もしていなかった。

 「朝3時まで眠れなかった」ほどうれしく、返信は手が震えてできなかった。その後、夢を追い求めてプロ志望届けを提出した。

1年生で鮮烈デビュー

 興南高校が2年ぶりに夏の甲子園出場を決めた2017年の沖縄大会決勝。歓喜の瞬間、マウンドに立っていた宮城大弥(みやぎ・ひろや)は、一瞬、何が起きているのか分からなかった。

 15歳。興南に入学してから、わずか3カ月余り。1年生ながら優勝投手となった左腕は、優勝校のナインがマウンドに集まって喜び合う、“お決まり”の光景を知らなかった。

2017年7月、甲子園出場を決め、マウンドに駆け寄り喜ぶ興南ナイン(下地広也撮影)

 大衆の下馬評を覆す、一方的な試合展開だった。インステップから繰り出す速球は、当時自己最速となる142㌔を記録。大きく落ちるスライダーに外角いっぱいの速球で打者に次々と空を切らせ、被安打7で13奪三振。

 1年生の好投に打線も応え、18安打で15得点と打ちまくって、沖縄大会決勝最多得点を更新した。

2017年7月、美来工打線を7安打1失点に抑えて完投した興南の先発・宮城大弥(金城健太撮影)

 38年ぶりの甲子園出場を目指していた決勝戦の相手、美来工科高校は、新人、秋と県大会を制覇。際立ったのは打撃力で、どこからでも得点できる打線は県内随一。まさかそのチームが、1年生にたった1点に抑えられるとは。「宮城大弥」の名を広く知らしめた一戦は、大器の片鱗を予感させた。

興南の宮城大弥

日本代表に選出

 嘉数中3年の時、当時所属していた宜野湾ポニーズから侍ジャパン15歳以下の日本代表に選出され、日本の準優勝に貢献した。

U-15侍ジャパンに選出された宜野湾ポニーズ時代の宮城大弥

 興南では1、2年生で夏の甲子園のマウンドを経験。3年連続の出場はかなわなかったものの、18歳以下の日本代表に選ばれ、奥川恭伸(石川・星稜)、佐々木朗希(岩手・大船渡)ら、この世代を代表する選手とともに世界と戦った。

 

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