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「フェイクニュース」なぜ広がる? 沖縄2紙の記者が取材で感じた思い

2019年10月18日 06:00

 県内出版社15社などが加入する「沖縄出版協会」の設立記念イベントとして14日、沖縄タイムスと琉球新報でフェイクニュースについて取材した記者によるトークショーが那覇市のジュンク堂書店那覇店で開かれた。インターネットの台頭でフェイクニュースが広がりやすい社会における既存メディアの役割について考えた。

沖縄タイムスと琉球新報の記者が登壇してフェイクニュースについて考えるトークショーが開かれた=14日、ジュンク堂書店那覇店

 両紙は9月、相次いでネット情報についての記事をまとめた本「幻想のメディア~SNSから見える沖縄」(沖縄タイムス社編集局著)「琉球新報が挑んだファクトチェック」(琉球新報社編集局著)を出版した。

 取材の意図について沖縄タイムスの與那覇里子デジタル部記者は「選挙に関わるデマはこれまでも口コミやビラなどであったが、ネットの台頭で個人の発信が飛躍的に広がるようになった。それによって誰がどのように影響を受けたのかを探りたかった」と紹介した。

 琉球新報の池田哲平記者は「選挙期間中は特に記事の公平性が求められるが、候補者が明らかに間違ったことを言った時に検証しなければ民主主義を守れない。選挙報道のファクトチェックは始まったばかりで手探りだが、続けていかなければならない」と決意した。

 会場には大勢が詰め掛けフェイクニュース問題への関心の高さをうかがわせた。参加者からは「記事の正確性をどのように担保しているのか」「誤ったネット情報への対峙を新聞社だけに任せてはいけないのではないか」など活発な意見が上がった。

 司会を務めた同協会の宮城一春さんは「フェイクニュースに真正面に取り組んだ両紙の取り組みを、ぜひ今後も続けてほしい」と期待した。

SNSから見える沖縄幻想のメディア

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