真っ黒な倉庫のような外観は一見、レストランに見えない。店内はれんが色の壁が印象的な落ち着いた雰囲気。オーナーシェフの赤嶺光快(みつよし)さん(45)は「店の中に小さなフランスをつくりたかった」と言う。

ランチのコース。右上から時計回りにメインの定番「豚バラ肉のトマト煮込み」、前菜のサラダ、パン、チーズケーキ、もう一つのメイン「白身魚のニョッキのパイ包み

「フランスを味わってほしい」と語るオーナーシェフの赤嶺光快さん=豊見城市根差部の「レ・トラス・ドゥ・マ沖縄」

レ・トラス・ドゥ・マ沖縄

ランチのコース。右上から時計回りにメインの定番「豚バラ肉のトマト煮込み」、前菜のサラダ、パン、チーズケーキ、もう一つのメイン「白身魚のニョッキのパイ包み 「フランスを味わってほしい」と語るオーナーシェフの赤嶺光快さん=豊見城市根差部の「レ・トラス・ドゥ・マ沖縄」 レ・トラス・ドゥ・マ沖縄

 豊見城市真玉橋の出身。高校卒業後、東京の専門学校で菓子作りを学び、カナダ留学を経て、フランス・パリのパティスリー(菓子屋)で3年間働いた。

 帰国後、東京・世田谷にフランス菓子店を開店。ブームだったマカロンが飛ぶように売れたという。

 病気の父のために帰沖し、昨年1月、地元にこだわりの店をオープンした。

 1日10食限定のランチはコースが一つだけ。メインは2皿で、定番の「豚バラ肉のトマト煮込み」は濃厚な味。これに鶏肉か魚を使ったメインがもう1皿付く。10月のある日のメニューは「白身魚のニョッキのパイ包み」。サクサクしたパイ生地はさすが菓子職人の技だ。

 自家製パン、地元野菜を使った前菜、ショーケースから選ぶデザートにドリンクが付いて税込み1375円。

 「自分が作るのはフランスのお菓子屋さんが作る料理のアレンジ。デリとかデパ地下の総菜をお皿に盛っている感じ」。フランスのパティスリーではキッシュなどの総菜も出し、同じ調理場で手伝いながら覚えた。

 こだわりは地元食材だ。豊見城特産のトマトは店のメイン食材で、時期には農家の収穫を手伝い大量に確保する。

 近所の牧場の生乳を使ったチーズケーキやマカロンなど25種類のスイーツも喫茶で楽しめる。(南部報道部・高崎園子)

【お店データ】豊見城市根差部172の1。営業時間午前9時半~午後6時。食事午前11~午後3時(予約必須)。不定休(夏季、冬季連休あり)。駐車場8台。電話080(5509)2450。敷地内全面禁煙。