2日目を迎えた第33回沖縄県トータルリビングショウでは、佐平建設常務取締役の柿本洋氏が「今、増えてます!二世帯住宅リノベーション(大規模改修)のススメ」と題して講演。10平方メートルを超える増築には建築確認申請が必要で、法で定める建ぺい率や容積率を超える建物は建設できないとして「リノベーションを考える際にはまずは今の家の図面を用意して、設計士と相談してほしい」と助言した。

リノベーションで気を付けるべきポイントを説明する佐平建設常務取締役の柿本洋氏=19日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター

 建築単価が上昇し、中古住宅を改修して親子2世帯で住む事例が増えていると紹介。他の建物と比べて鉄筋コンクリート(RC)造りの耐用年数は47年と長いとし、「耐用年数にまだ達しておらず価値が残っているのであれば2世代で活用してみては」と提案した。

 2世帯居住は親にとって(1)補修・修繕の機会が生まれ、建物を長く使える(2)老後生活の安心感(3)孫も含めた3世代交流-のメリットがあると説明。子どもにとっても(1)少ない金銭的負担でマイホームを所有(2)親から子育て支援を受けられる-などを挙げた。

 リノベーションは基礎や柱といった躯体部分の変更に制限がある一方で、「水回りの位置を変えるなどライフスタイルに合わせた間取りが実現できる」と説明。ただ、建築基準法の制限にかかると思い描いた改修ができない場合があるとして「まずは図面を探すことから始めてほしい」と呼び掛けた。