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米軍機また部品落下か 重さ3.6キロ、嘉手納基地内で発見 発生から3日後に公表

2019年10月22日 04:50

 18日午前5時40分ごろ、沖縄県の米空軍嘉手納基地に着陸した米空軍のMC130J特殊作戦機から重さ約3・6キロの部品がなくなっていたことが21日分かった。沖縄防衛局によると、落下したのは、離着陸の際に使用する車輪と機体をつなぐ「主脚」関連の部品「トルク管(トルクチューブ)」で、縦90センチ、横7・5センチ、重さ3・6キロの鋼管。防衛省関係者によると、米軍が同基地内で部品を発見したという。

重さ約3.6キロの主脚関連部品がなくなっていたことが分かったMC130J特殊作戦機の同型機=2017年9月21日、米軍嘉手納基地

 同基地周辺の首長からは、米軍の安全管理や通報の遅れに「大変遺憾だ」と批判の声が上がった。

 県や防衛省によると、被害の情報はない。

 トルク管は離着陸時に車輪の回転数などを制御する機能があり、離陸した後に車輪を機体に収納する時、また着陸体勢で車輪を機体から出す時に落ちる可能性があるという。米側は防衛局に「ランディングギアの特性および当該機の飛行経路に鑑みれば、当該部品は嘉手納基地内、または海上で遺失した可能性が高い」と説明していた。

 米側は部品を落下させた機体の所属部隊や、事故原因、訓練の内容などの詳細を明らかにしていない。

 目撃者によると、事故機と同型機が同日昼ごろ飛行しているのが確認された。

 県は防衛局を通して、米軍に確認しており、事実関係が判明次第、対応を協議するという。玉城デニー知事は、記者団に「調査中の段階で、確認している」と述べた。

 県基地対策課には18日午後9時45分ごろ、防衛局からメールで、在日米大使館からの「不確定情報」として「離陸または着陸の際に部品が落下した」との情報が入った。また19日午後1時前、防衛局からメールで、同大使館の追加情報として「落下物は洋上または米軍管理の飛行場内に落下した可能性が最も高い」と報告を受けたという。

 県が報道機関を通じて公表したのは、21日夕方になってからだった。

 MC130特殊作戦機は嘉手納基地に常駐するほか、外来機として普天間飛行場に飛来する。

 防衛局は米空軍に対し、安全管理の徹底、再発防止、事故発生時の速やかな通報を申し入れたとしている。

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