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「頭に落ちれば死ぬぞ」部品落下が日常化する沖縄 大事故おびえる住民

2019年10月22日 05:25

 「事故が日常化している」-。沖縄県の米軍嘉手納基地に着陸した米空軍のMC130J特殊作戦機から重さ約3・6キロの部品がなくなっていたことが明らかになった21日、同基地周辺の住民からは、後を絶たない米軍機の事故、米側の対応に、怒りや不安の声が聞かれた。

沖縄県内で発生した主な米軍機からの落下事故

 嘉手納町嘉手納に住む福地義広さん(58)は「ただでさえ周辺住民は騒音に悩まされているのに、部品落下事故を何度も繰り返し言語道断だ」と声を荒らげた。事故発生後、米側から連絡が遅いことを問題視し「軍事優先、人命軽視の表れとしか思えない」と指摘する。
 
 基地内に部品を落下させた同型機は日常的に嘉手納基地周辺の上空を飛行しており「一歩間違えれば私たちの頭上に落ち、死んでしまう」と怒りをあらわにした。

 嘉手納基地に隣接する町屋良に住む嶺井末子さん(66)は「『またか』と慣れてしまうぐらい、米軍機による事故が頻発している。沖縄の状況は異常だ。いつか大きい事故が起きて、犠牲者が出そうで本当に怖い」と声を落とす。「日本政府は沖縄の危険な現状をしっかり見つめ、日米地位協定の改定も含め、より強い態度で米側と向き合ってほしい」と切実に訴えた。

 北谷町吉原の今郁義さん(72)は「あきれて物が言えない」とあんぐり。「部品が落ちることが日常化してしまっている。本来なら事件・事故は非日常のことなのに、逆転した状態になっている」と苦言を呈した。

 米軍の連絡や対応が遅いと指摘し「人的被害がなければ問題ないとなっている。米軍は安全管理に対する意識が薄いんじゃないか。日本政府は強く抗議すべきだ」と訴えた。
 

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