重度の障がいがある那覇市立小禄中学校2年生の湯地(ゆじ)駿羽(はやと)さん(14)とその家族が、12月の修学旅行の付き添いに必要な費用などの支援を那覇市教育委員会に求めている件で、同校や沖縄タイムス社に支援の申し出が相次いでいる。

秋休みを前に担任の仲本政毅さん(右)と一緒に写真に納まる湯地駿羽さん=11日、市立小禄中学校(提供)

 20日付の本紙を読んだ那覇市の翁長良也さん(66)は21日、沖縄タイムス社に寄付金1万円を託した。

 以前勤めていた会社で障がい者の移動時の様子を目の当たりにしたことがあるといい、「大変だと思うが、修学旅行に参加して経験を積むことは大切なこと。どんどん行くべきだと思う」とエール。「障がい者に優しい那覇市であってほしい。支援が少しでも広がれば」と願った。

 小禄中にも県内外から「費用を全額負担したい」「自分にできることはないか」といった支援を申し出る声が寄せられた。直接寄付したいと学校を訪れる人もいたという。学校側は直接寄付を受け付けておらず、今後対応を検討する。

 駿羽さんの母三代子さんは、「現在の制度を変えてもらいたい」という思いで今回声を上げたとし、「みなさんの思いはありがたい。いただいた支援はどのような形で活用できるか考えたい」と語った。