長雨や猛暑の影響で、6月ごろから高値が続いていたレタスやハクサイなどの野菜の卸売価格が、9月中旬から一転して、価格が落ち込んでいる。青果卸売りの沖縄協同青果によると、10月に入ってからの1キロ当たりの卸値は9月に比べ2~4割安となっている。例年、10月は関東からの出荷がなくなり、九州産に置き換わるが、ことしは関東からの出荷が続き、供給過多となっているのが要因。県内スーパーの青果担当者は「九州からの出荷がさらに増えるため、この先1カ月間さらに価格は下がる」と見ている。

県外産野菜相場の推移

 ハクサイの1キロ当たり平均単価は前年同月比70円安の119円。9月上旬は200円台で推移していたが、同月17日に169円に急落。10月中旬からは100円前後で推移している。

 レタスの平均単価は前年同月比52円安の188円。9月は200~400円の間で大幅な増減を繰り返していたが、10月に入り、関東産に加え九州産の出荷が始まったことで徐々に価格が低迷。21日には144円になった。

 ジャガイモの卸売価格も下げ傾向だ。1キロ当たりの平均単価は、前年同月比71円安の120円。県内スーパーの青果担当者によると、前年の同時期と比べ、ことしは葉野菜が潤沢にあるため、土物類の消費が鈍っているという。

 沖縄協同青果の担当者は「これ以上価格が下がるのはつらい。県産野菜が出回る冬春期に価格が安すぎると農家にとっても打撃になる」と話した。(政経部・津波愛乃)