災害時に使用可能なエネルギー開発に取り組むQEエナジー(東京都、森俊哉社長)は22日、塩水とマグネシウムの化学反応で電気を起こす「水発電機」を全国発売した。小型のクーラーボックス大で持ち運びが可能。塩水を入れるだけで発電できる特徴を売りに災害時の非常用電源として販売する。

塩水とマグネシウムの化学反応で電気を起こす「水発電機」の電源で動く扇風機や照明器具

 水発電機は、マイナス極となるマグネシウム棒とプラス極となる炭素素材膜で分かれており、塩水とマグネシウムが化学反応で結びついて塩化マグネシウムとなる際に電気が流れる仕組み。約2・5リットルの塩水を入れることができる。塩分濃度3・5%以上の塩水で発電が可能。海水を利用することも可能という。

 塩分濃度によって、発電量は異なる。8~10%であれば200~700ワットの電気がつくれ、一度に扇風機や照明器具、ミニ冷蔵庫が稼働できるという。USBコネクタから電源を取る。電気は直流でインバーターを取りつければ交流で使用できる。

 災害時の稼働を考慮して、100時間連続で使用できる。価格は税抜き27万8千円。重量は6キログラム。保証期間は1年。インターネット販売はせず、全国各地に代理店を設けて販売する。県内にも代理店を置く方向で調整する。国内で販売実績をつくり、中国や東南アジア、米国へと販売を拡大させる方針。

 QEエナジーは同日、宜野湾市内で講演会と記者会見を開いた。

 石川忠取締役は「台風が多い沖縄から商品を発信し、全国での販売を伸ばしていきたい」と意気込んだ。問い合わせは同社、電話03(5403)6335。