31日のハロウィーンを前に、商戦が本格化している。沖縄県内の量販店では、食品やパーティーグッズなど集めた特設コーナーを設置する。一方、ハロウィーンを商機と捉える動きは、県内の中小企業にもじわりと浸透。ハロウィーン用のクッキー開発や、仮装用に「チョンダラー」の衣装を提案するなど、それぞれの強みを生かしたユニークな商品が人気を集めている。(政経部・川野百合子)

ハロウィーン用の仮装として津波三味線店で人気を集めているチョンダラーの衣装セット(津波三味線店提供)

卵の風味を生かしながら自社の菓子店で、おばけ型のクッキーなどハロウィーン商品を販売する美ら卵養鶏場の知名真理店長=22日、同沖縄市店

ハロウィーンに合わせて、シャンパンやワインの販売にも力をいれる(イオン琉球提供)

ハロウィーン用の仮装として津波三味線店で人気を集めているチョンダラーの衣装セット(津波三味線店提供) 卵の風味を生かしながら自社の菓子店で、おばけ型のクッキーなどハロウィーン商品を販売する美ら卵養鶏場の知名真理店長=22日、同沖縄市店 ハロウィーンに合わせて、シャンパンやワインの販売にも力をいれる(イオン琉球提供)

 イオン琉球は、大型店を中心に10月からハロウィーンの特設売り場を設置。菓子などの食品を中心に、パーティーグッズや手作り用小物商品も取り扱う。パーティー用にワインやシャンパンなどの販売にも力を入れる。ハロウィーン仕様の菓子類は約170アイテムがそろい、前年比1割増の売り上げを目指す。

 津波三味線店を運営する津波(うるま市、津波清一代表)は、10月中旬から、ネット通販で「チョンダラー衣装セット」をハロウィーンおすすめ商品として売り出した。クバ傘や着物、ふんどし、クバ扇、化粧品などの8点セットで、税込み1万1134~1万3884円。伝統的な衣装を、仮装用に提案するユニークさが受け、約1週間で15着が売れた。

 衣装は9割以上が自社製造という。そのため、問い合わせに応じて子ども用から大人用まで柔軟なサイズで提供できる。ネットショップでは県外からも注文があるという。

 津波代表と津波千明ネットショップ店長は「琉舞も三味線もやっていない人でも、ハロウィーンを通して沖縄の文化や歴史を知るきっかけとなればいい」と期待する。

 美ら卵養鶏場(南城市、諸見里元代表)が沖縄市と南風原町で運営する「とれたて卵とケーキの店 美ら卵養鶏場」は、自社のこだわり卵を使い、ハロウィーン風のおばけ型のクッキーを新商品として販売している。国産カボチャと紅イモ、ブラックココアのクッキーが1枚ずつ入って税別280円。子育て世代に人気で、2日で30個以上のペースで売れるという。

 知名真理店長は「卵はエサや水にこだわり、生臭みが少ないのが特徴で、鮮度もいい。保存量も一切使っておらず、量販店では買えない。職場や友だちとのパーティーなどで食べてほしい」と話した。