国の一括交付金を使った沖縄県伊平屋村発注の不法投棄未然防止事業で、入札前に予定価格を特定の業者に漏えいし落札させたとして、県警捜査2課は25日、官製談合防止法違反や公契約関係競売入札妨害の容疑で同村の係長の男47=那覇市=と、受注した会社の代表48=うるま市=と従業員2人の計4人を逮捕した。全員容疑を認めているという。

(資料写真)パトカー

 逮捕容疑は2018年度の同村の不法投棄未然防止事業で、当時住民課の係長だった職員が入札前に会社代表らに予定価格を伝えて落札させ、公正な入札を妨害した疑い。応札は9社あり、1510万円で落札。落札率は99・5%だった。

 村関係者によると、係長は事業起案から業務設計額の算出を担当し、おおよその予定価格を知りうる立場にあった。今年3月に「一身上の都合」を理由に辞表提出があったが、村は受理せず病休中としている。

 捜査2課は係長が価格漏えいの見返りを受け取っていた可能性もあるとみて調べている。

 伊礼幸雄村長は「村民に対して申し訳ない。職員の綱紀粛正に取り組んでいく」と陳謝した。