【那覇】主に本島北部などで生息するカラスが近年、那覇市内でも目撃されるようになった。市には「ごみ袋をあさっている」「果物を荒らしている」「群れでいる」などの情報が度々寄せられている。カラスの繁殖期である4~6月は人を攻撃したという報告や相談が多いという。市クリーン推進課はカラスからの被害を防ぐために「生ごみはごみ袋の中心に入れて外から見えないようにしてほしい」と呼び掛けている。(那覇担当・比嘉桃乃)

ごみ袋を突っつくカラス=7月11日、那覇市小禄(照屋崇男さん撮影)

カラスを目撃した照屋崇男さん=2日、那覇市小禄

ごみ袋を突っつくカラス=7月11日、那覇市小禄(照屋崇男さん撮影) カラスを目撃した照屋崇男さん=2日、那覇市小禄

 県内でよく見られるのは森林を生息域とする沖縄の在来種で「リュウキュウハシブトガラス」。

 市小禄に住む照屋崇男さん(38)もカラスを目撃した一人。今年7月11日の午前11時前にごみ袋の付近を歩くカラスに遭遇した。「カラスはごみ袋を突っつきながら周囲の様子をうかがっているような感じだった。近づくと木に飛んでいき、こちらの様子を見ているようだった」と振り返る。照屋さんが撮影した動画にはカラスがくちばしを使ってごみ袋から白い物体のようなものを取り出した後、飛び立っていく様子が映されていた。

 照屋さんは「7、8年くらい前から那覇でもカラスを見掛けるようになった気がする」と話す。4、5羽の集団でいるのも見掛けたことがあるといい、「害がなければいいけど、県外ではごみをあさるなど悪いケースもある。少し心配」と語った。

 カラスが目撃された場所付近で働く40代の女性は「2カ月くらい前までは朝のごみ出しの時間になると、カラスの鳴き声をよく聞いたが最近は聞かなくなった」と語った。