第42回浦添てだこまつりの前夜祭「第21回ひぃーやー祭々」(主催・同実行委員会)が18日、沖縄県浦添市の屋富祖大通りであり、屋富祖で戦後に途絶えていた綱引きが復活した。地域の小中学生や保護者、高齢者など約500人が参加し、熱戦を繰り広げた。同実行委員長の宮城實屋富祖自治会長(79)は「綱引きで地域が連携できたかな。来年も続けたい」と喜んだ。

力いっぱいに綱を引っ張る東軍の子どもたち=18日、浦添市屋富祖

笑顔で綱を引っ張る西軍の子どもたち

力いっぱいに綱を引っ張る東軍の子どもたち=18日、浦添市屋富祖 笑顔で綱を引っ張る西軍の子どもたち

 綱引きを懐かしむ地域の古老の声を聞いた屋富祖通り会が、同実行委員会に提案し祭りに綱引きが盛り込まれた。子ども中心の綱引き2回、大人中心で2回、西軍と東軍に分かれて力いっぱい綱を引き合った。結果は西軍3勝、東軍1勝だった。

 仲西小3年の比嘉祐仁さん(9)はバスケット部の仲間と西軍で参加。1回目に負けた時「悔しかったけどうれしい感じもした」と笑顔。勝った時は喜びのあまり綱の上に飛び乗ったとし「来年もしたい」と声を弾ませた。

 宮城会長によると、屋富祖でも1950年代まで青年会による綱引きがあった。「普通の綱はわらで編むが、なかったため青年たちが原野からチガヤを取ってきて、公民館前にあったアカギの木を利用して編んでいた」と懐古。

 同自治会の松田勝夫前会長(76)によると、城間自治会の城間松明(テービー)大綱引きのように、たいまつを燃やしていたという。以前のように意気揚々と綱に集まる人を見て「集落をまとめるには綱引きが一番よ」とうなずいた。