久米島マラソンに出た人たちが口々に褒めるのが温かみのこもる沿道の応援だ。国内外で数々のコースを走った大会ゲストの元「公務員ランナー」、川内優輝さん(あいおいニッセイ同和損保)は、島ぐるみの応援でハーフを快走。「元気よく、競うように差し出されるドリンクを受け取ると『ありがとう』の声。いやいや、こちらこそ感謝の気持ちでいっぱい。ぜひ、また来たい」と初訪問の島の人情味に満面の笑みを浮かべた。

ランナーに声援を送る沿道の人たち=27日、久米島町仲泊(下地広也撮影)

 久米島町比嘉でパーランクーを鳴らして声援を送った江洲チヨさん(85)は「いとこも孫も走るから、朝9時半から見ているさぁ」とほほ笑んだ。3キロごとの給水所は大忙し。町大原で古波蔵洋子さん(70)は選手たちの体を冷やす水を含んだスポンジを手際よく渡し「島がにぎやかになって楽しい」と顔をほころばせた。

 野球チームの子らから「頑張れ」と元気な声が飛んだ謝名堂公民館前。水入り紙コップを渡すなどのボランティアをした仲里小6年の宮城琳斗さん(12)と植松悠人さん(12)は「自分たちも高校生になったら走る」と意気込んだ。