【松田良孝通信員】台湾を代表する私大の一つ、淡江大学で県出身の留学生らが日本人留学生の学生会をこのほど発足させた。会長は石垣市出身の新良理輝さん(20)=八重山高校出=が務める。昨年9月に入学した新良さんは、言葉の壁で大学生活に慣れるのに時間がかかった経験があり、今年9月入学の日本人留学生に対して「勉強に集中できるように学生会としてサポートしたい」と話す。

 同大は北部の淡水に本部があり、学生数は2万5千人余り。日本からの留学生は約60人。留学生の会は大学側の承認を受けて活動しており、インドネシアやマレーシア、中国大陸などのグループが互助活動やレクリエーションを行っている。

 新良さんは高校卒業後、台北市内で1年間中国語を学び、入学に備えてきた。同大からは中国語と英語で学生生活に関するメールが送られてきたが「中国語が十分にできるわけでなく、授業の選択方法もよく分からなかった」といい、入学1〜2カ月は大学生活になじめなかった。

 昨年暮れごろ、北谷町出身の那須みずきさん(20)=普天間高校出=らと友人になり、入学当時の苦労を語り合ったところ、日本人留学生の学生会をつくるアイデアが生まれた。新良さんと那須さんらは今年5月に大学側に申請し、6月24日付で承認された。

 当面は今年入学の日本人留学生向けに、大学生活や携帯電話の契約など日常生活のサポートを行うことにしている。新良さんは「日本以外の留学生の学生会は、1泊2日の旅行をしたり楽しんでいる。こうした活動や他の国の留学生との交流にも取り組みたい」と話す。

 那須さんは、他の国の学生会が自国の食べ物を出店で販売していることに刺激を受けている。「日本人留学生の学生会でも日本の文化を発信したい。沖縄独自のタコライスなどを知ってもらい、それをきっかけに沖縄に来てくれたら」と期待する。

(写図説明)新良理輝さん

(写図説明)那須みずきさん(本人提供)