政府は29日、2019年度の文化功労者に琉球舞踊保存会会長で組踊立方の人間国宝・宮城能鳳(本名・徳村政吉)さん(81)ら21人を選んだ。県内からの選出は初めて。文化勲章は狂言の人間国宝・野村萬(本名・野村太郎)さん(89)ら6人に授与される。

宮城能鳳さん

 文化功労者は、文化の向上・発展に大きく貢献した人を顕彰する制度で1951年に創設された。文部科学大臣の諮問機関である文化審議会が選考し、同大臣が決定する。宮城さんの他に歌舞伎の坂東玉三郎(本名・守田伸一)さん(69)、映画の大林宣彦さん(81)、短歌の馬場あき子(本名・岩田暁子)さん(91)らが選ばれた。

 宮城さんは1938年旧佐敷町(南城市)生まれ、与那原町在。宮城本流鳳乃会家元。2006年に組踊立方の人間国宝、09年に重要無形文化財「琉球舞踊」保持者(総合認定)に認定された。卓越した技量で組踊や琉球舞踊の発展に貢献している。県立芸術大学教授なども務め、後進の育成にも力を尽くした。

 文化功労者の顕彰式は11月5日に東京都内のホテルで開かれる。