「組踊の誕生と展開-玉城朝薫から沖縄県立芸大まで」展が11月3日まで、同大付属図書・芸術資料館で開かれている。国指定重要文化財の故鎌倉芳太郎資料・調査記録ノートなどの資料や組踊の衣装、楽器、同大の組踊教育の資料などが展示されている。

「組踊の誕生と展開」展の開幕式で「富盛開鐘」を演奏する比嘉康春学長(中央)と胡弓の新垣俊道(右)。宮崎花澄が中城若松役で花を添えた=那覇市・県立芸術大学

 組踊上演300周年を記念し、同館が主催した。

 25日の開会式では、比嘉康春学長が県指定文化財の三線「富盛開鐘」で、組踊「執心鐘入」の冒頭を演奏した。若手実演家の新垣俊道さんは、音楽学者の故田辺尚雄さんが大正時代に収集したという胡弓で伴奏した。

 比嘉学長は「組踊は琉球の誇りとして先人から受け継がれてきた。歴史と発展、展開を感じとっていただきたい」とあいさつした。

 11月2日にはギャラリートークがある。午前11時からは同大の麻生伸一准教授が冊封について、午後2時からは鈴木耕太講師が組踊の歴史について語る。

 問い合わせは同館、電話098(882)5038。

(写図説明)「組踊の誕生と展開」展の開幕式で「富盛開鐘」を演奏する比嘉康春学長(中央)と胡弓の新垣俊道(右)。宮崎花澄が中城若松役で花を添えた=那覇市・県立芸術大学