日韓関係悪化の影響に伴い、韓国のプロ野球チームのSKワイバーンズと起亜タイガースが、来春のキャンプを見送る方針を関係者へ伝えていたことが29日までに分かった。県内で昨年キャンプを実施した韓国プロ野球7チームのうち、春季キャンプ中止は八重瀬町でキャンプを実施するハンファイーグルスに続いて3球団目となる。

韓国のプロ野球チームのキャンプ地

 関係者によると両チームとも、来春はアメリカで春季キャンプを実施する方針だという。

 SKワイバーンズは2002年から具志川市(当時)で、起亜タイガースは12年から金武町で春季キャンプに取り組んでいた。また起亜タイガースは同町で、秋季キャンプを実施していたものの、今秋は日韓関係悪化が理由でキャンプを見送った。

 両チームともキャンプ期間中は恩納村内の宿泊施設に滞在。選手や球団関係者などそれぞれ、約100人ほどが宿泊している。

 うるま市の担当者は「長年市民との交流もあっただけに残念だ。キャンプ中止の影響は大きく、民間交流だけでなく、地域経済にも影を落とす」と懸念。球団の滞在先の恩納村の観光関係者は「今回の中止が一過性のものであってほしい。競合地域に次年度以降も流れないか不安だ」と漏らした。

 他の4球団は、春季キャンプ実施の可否について方針を決めていないものの、受け入れ先へ、前向きな姿勢を示している球団もあるという。