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琉球王国の第二尚氏23代当主「深く心を痛めている」 首里城火災

2019年11月1日 13:30

 「沖縄の魂が焼けた」-。首里城が火災で焼け落ちた31日、27年前の復元に関わった関係者に悲しみが広がった。落胆とともに再建に向けた希望も語られた。

第二尚氏王統の陵墓「玉陵(たまうどぅん)」の清明祭後、記者からの質問に答える琉球王国最後の国王・第19代尚泰王の玄孫の尚衞氏=6日、那覇市首里金城町

 第二尚氏23代当主の尚衞(まもる)さん(69)=三重県伊勢市=は早朝のニュース速報で知って驚いたと言い、「非常にショックだ。深く心を痛めている」と沈痛な思いを語った。消防隊員らによる懸命な消火活動に敬意を示し、県民にけが人や民家などへの延焼がなかったことに安堵(あんど)した。

 今年2月に正式開園した「御内原エリア」の完成式典に出席し、「すべての施設が完成し、これからだと期待していたところだった」と残念がった。3日に首里城一帯で開催される琉球王朝祭り首里の「古式行列」にも参加予定だったと説明。近いうちに来県し、どういう状況になっているか確認したいという。

 尚さんは「沖縄県民の皆さんにとっての精神的な象徴を失ってしまったことに深く心を痛めている。1日も早い復元を祈るとともに、われわれとしても復興に向けて全霊を込めて努力したいと思っている」と話した。

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