那覇市首里の首里城公園の火災を受けて、那覇市は10月31日から市泉崎の市役所本庁舎などに募金箱を設置している。1日昼にも多くの人が詰めかけ、「自分たちの力で首里城を取り戻したい」と募金箱に復興を願う気持ちを託していた。

首里城の復興を願い寄付に訪れた人=1日午前11時55分頃、那覇市役所

 那覇市で働く愛知県出身の水野洋一郎さん40は前日に会員制交流サイト(SNS)で市が寄付金を募っていることを知った。「ニュースで首里城が焼失した姿を見てショックと喪失感が入り交じった気持ちだった」という。沖縄にやってきて15年。首里城にはたびたび訪れていたといい、「御内原もオープンしたばかりで行きたいと思っていたので本当に残念」と無念さを語る。募金を終え、「早く復興してほしい」と願った。

 毎月31日に防災について語り合う会を開いている松村直子さん46=北谷町=は仲間から募った寄付を代表で届けた。「いつもライトアップされている首里城が無くなって、テレビに真っ暗になっている映像が映し出されたのを見て失った気持ちが大きくなった。今になってその大きさに気付いた」と語る。「沖縄の人たちで、私たちの力で首里城を復興させたい」と前を向いた。

 市は県内外からも幅広く支援を募るため、銀行口座の開設に向けて準備を進めている。