大弦小弦

[大弦小弦]秋晴れの空に映えているはずの白と朱色の屋根は…

2019年11月2日 08:18

 秋晴れの空に映えているはずの白と朱色の屋根は黒く焦げ、そこに正殿の姿はない。当たり前だった日常の風景が一変した。首里城の大火災から丸1日がたったが、いまだに悪夢であってほしいとの思いが去来する

▼1日も朝から多くの市民が現場近くを訪れ、変わり果てた姿を遠巻きに、「ずっとそばにあったのに…」「寂しすぎる」と落胆の表情をみせた

▼モノレール首里駅からの観光客の流れはいつも通りに見えたが、団体ツアーではルートを変更する動きもある。沖縄観光や首里城周辺地域への影響は計り知れない

▼急きょ上京した玉城デニー知事は国に早期再建への支援を要請。面談した菅義偉官房長官は「政府として財政措置も含めてやれることは全てやる」と明言した。安倍晋三首相も再建に取り組むことを約束したという。シンボルの再建に向けた動きは日増しに広がっている

▼県や市町村でも募金箱の設置やふるさと納税を活用した支援の検討が始まり、企業からも協力の声があがっている。熊本県をはじめ県外、海外からの支援の声もありがたい

沖縄タイムス社など県内メディア8社・局も共同で県民募金を始めることを決めた。玉城知事は本土復帰50周年となる2022年までに再建計画を策定する考えを示した。ウチナーンチュが一丸となって機運を高めたい。(石川亮太)

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