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焼失しても首里城の魅力伝えたい 沖縄の生徒が「バーチャルガイド」 大阪の修学旅行生に

2019年11月4日 11:20

 修学旅行生の首里城ガイドを10年続けている興南中学・高校のクラブ「興南アクト」が2日、大阪市から来た城南学園中学の生徒ら約30人を迎え、首里城火災後初めてのガイドを開いた。興南高2年で部長の仲村篤紀さん(17)は「中止の話もあったが、こんな時だからこそ首里城を伝えたいと思った。思い入れのある首里城のためにできることをやり続けたい」と話す。

火災前の首里城についてパワーポイントでガイドする興南中学校の生徒ら=2日、那覇市・興南学園

 興南アクトは、「一生に一度の修学旅行を最幸の思い出に」をモットーに、生徒らでガイド方法を考え、首里城ガイドを続けてきた部活。火災当日、部員らはミーティングを実施し、できることは何かを話し合って「バーチャルガイド」を企画したという。

 普段は1時間ほどかけて首里城を案内するが、この日は火災前の正殿や御庭(うなー)(中庭)の写真を前に、「右手に見えるのが南殿。色が塗られていないのには理由があります」などと丁寧に説明した。

 火災当日、消防のサイレンの音で目が覚めたという興南中3年の水野零央(れお)さん(15)は、「ニュースで崩れ落ちる首里城を見ながら、現実を受け入れられないでいた」と振り返る。「中1でガイドを始めたばかりの時はうまくできず、たくさん首里城について勉強してやっと自信が持てるようになってきた頃だった。これからどんな首里城ガイドができるのか考えたい」と話す。

 興南高2年で副部長の大蔵香澄さん(17)も、「首里城は沖縄への愛着を育ててくれた。復元されるときまで、このガイドを引き継いでいきたい。そのために力を合わせたい」と話していた。

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