全焼した正殿で実況見分する消防職員と焼け残った龍柱2体=2日、那覇市首里当蔵町・首里城内
全焼した正殿で実況見分する消防職員と焼け残った龍柱2体=2日、那覇市首里当蔵町・首里城内
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美しい首里城よ「もう一度」 猛火に耐えた大龍柱、焼け跡に希望

2019年11月5日 18:00有料
社会・くらし

 がれきと化した首里城正殿跡に、1対の大龍柱だけが焼け残った。とぐろを巻き、鎌首を持ち上げて仁王像のように構える柱状の龍。柱に巻き付く龍の装飾は中国や日本で見られるが、龍自体が柱になった形は琉球独自の意匠だ。

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首里城が焼失して3年。あの時、沖縄タイムスで事件・事故を取材する社会部の警察担当記者(通称・サツ担)2人は沖縄のシンボル焼失を目の当たりにした。泣き崩れる住民、消火活動に奔走する消防隊員、原因究明に尽力する捜査員―。当時の取材メモを読み直し、写真とともにあの日を振り返る。

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