ひろしま被爆ピアノの会沖縄事務局が1月16~20日までの4日間「被爆ピアノ」を使い、保育所や学校、地域の公民館などコンサートを開催できる場所を探している。事務局代表の松田忠さん(49)=村楚辺=は「実際にピアノに触れて、弾いて、音色を聴いてもらうことで直接心に伝わってくるものがある。戦争の悲惨さを伝えるピアノとして、ぜひ多くの人に音色を聴いてほしい」と呼び掛けている。

「多くの人に音色を聴いてほしい」と話すひろしま被爆ピアノの会沖縄事務局の松田忠さん=10月31日、読谷村

 被爆ピアノは1945年8月6日の広島への原爆投下で傷つき、後に修復された。修復した調律師の矢川光則さん=広島県=が全国各地でコンサートを展開している。

 県内では同事務局主催で2015年からコンサートを開いている。昨年は「集団自決(強制集団死)」などで住民が犠牲になった読谷村波平のチビチリガマ前で演奏した。事務局によると矢川さんをモデルにした映画が被爆75年にあたる2020年に公開予定という。

 松田さんは「ピアノは被爆当時の状態から修復作業は最低限のみ。この先いつまで奏でられるか分からない。ぜひ音が出るうちに聴いてほしい」と話した。

 募集は11月末まで。問い合わせは沖縄事務局の松田さん、電話090(8363)8949。